歯の移植

歯の移植(自家歯牙移植)治療

大きな虫歯や、事故等で歯を抜かなくてはならない時に、自分の口の中の他の歯(主に親知らず)を、抜く歯の代わりに移植する治療方法です。

*保険診療でも認められている治療方法ですが、条件が限られていますので、詳しくは医師にご相談ください。

  • 利点

    • 残っている歯の本数にもよりますが、入歯やブリッジを回避できることが多くなります。

  • 欠点

    • まれに移植した歯がくっつかないことがあります。
    • 寿命がやや短いというデータがあります。(5年~10年程度)

STEP 1 

症状の確認

右上の奥から2本目の歯を支える顎の骨が溶けてきており、根に何らかの問題があることが予想されました。この症例では右上の親知らずを移植に用いました。

の親知らずをに移植

STEP 2

根の状態を確認

被せものを外して、根の状態を確認した写真です。虫歯が原因で根が割れている状態でした。

STEP 3

移植直後

移植直後のレントゲン写真です。この後、移植した歯の根の治療が必要になります。

STEP 4

約4か月経過

移植してから約4か月後の状態です。歯肉の炎症等も無く、経過は良好です。この後、型を採り、被せものを作りました。